人間が変わる時 ~箸の持ち方が急に正しくなった話~
こんばんは、ちえです。
今日は、人間が変わる時の話をしていきたいと思います。
この話は、私が体験した話です。
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遡ること、約20年…。
当時、私は小学生でした。
その頃の私は、箸の正しい持ち方ができませんでした。
どうやっても直らなくて、半ば親も諦めていました(笑)
しかし、転機は訪れます。
それは【合宿】でした。
なんで転機だったかといいますと、その合宿で同じ班に私の好きな男の子(Mくん)がいたことです。
え、そんな事が転機?
私もこれを【転機】と言って良いものなのか微妙ですが、これ(Mくんが同じ班にいた事)が原因で箸の持ち方が正しくなったのだから、転機ということにしましょう。
そうです、あれだけ頑張っても箸の持ち方が直らなかった私がその合宿で正しい箸の持ち方が出来るようになったのです。
詳しくその当時のことを話していきます。
【合宿3日前】
Mくんと同じ班ということだけで合宿が楽しみで仕方なかった私。(小学生ながらにドキドキしていたのです。)
好きな人の前で良いところを見せたい、嫌なところを見せたくないなという気持ちが10歳でしたがしっかりとあったことを記憶しています。
その時私は思ったのです。
班が同じ→ご飯一緒に食べる→私のこの箸の持ち方見られちゃう
え、、、どうしよう。このままじゃ恥ずかしい。嫌われたらどうしよう。
そう思った私は、家で必死に箸の持ち方を練習しました(笑)
親に見られるのが恥ずかしくて、隠れてひたすら箸の持ち方を練習しました。
それも何故かわからないけど、菜箸で(笑)
なぜなんだ…余計持ちにくいじゃないか!!!!と20年前の私につっこみたいです。
合宿までの3日間毎日練習しました。(菜箸でw)
だけど、全くコツをつかめず結局正しい箸の持ち方ができないまま合宿当日をむかえました。
はぁ、、もうだめだ、私はMくんに嫌われちゃう…。こんなに頑張ったのに、正しい箸の持ち方ができないなんて。。。
落ち込んだまま合宿に参加しました。
そして夕飯タイム。
予想していたとおり、ご飯は班ごとで食べる形式。
しかもMくんは私の向かいの席です。眼の前に私の好きな人(ToT)絶体絶命。
最早やけくそ気味の私。
箸を持つ、食べる。
あれ?ちゃんとご飯を落とさずに食べられているぞ。ん?
え?私今きちんと箸を使いこなせてる?
えええええええええ
今でも鮮明にその時のことを覚えていますが、なんと、Mくんを目の前にすることで私は正しい箸の持ち方が出来るようになったのです。
嘘だろ?と思うかもしれないですが本当です。(私自身が一番うそだろ?と思いましたよ 笑)
その日を境に、私は普通にきれいな箸の持ち方が出来るようになったのです。
以前は、箸を持つと交差してしまい上手に料理をつかむことができなくて(里芋とかムリ!つるつるすべる!!みたいな感じ)、苦戦していました。見た目も悪かったことでしょう。
好きな人(Mくん)に嫌われたくない、恥ずかしい思いをしたくないというこの強い思いが私を正しい箸の持ち方に導いてくれたのです。(大袈裟かっ!!)
感謝しています。Mくん。
箸を普通に使えるようになった感覚としては、自転車が急に乗れるようになる感覚に似ているような気がします。
うまく説明ができないですが、こんな感じでした。
自転車って、一度乗れるようになると乗れなくなることってないじゃないですか。
箸の持ち方も、その時からきれいな持ち方のままです。
一度体で感覚を覚えると、人は簡単には忘れないようにできているんだなと思いました。
そして、人は否が応でも何かをしなければならない時、力を発揮する生き物なのだなと改めて感じたのでした。
今回の話は私が小学校の時の話でしたが、同じような体験が大人になってからもありました。
窮地に立たされた時(Mくんと班が一緒 笑)、人は変われる、本気で変われる。
こちらの話もまたブログに書いていけたらと思います(´・ω・`)
それでは、また(^^)♪